アニマルピース代表前の代表当時の菅原の体験事例

◆平成13年6月 仙台市泉区 犬150頭および猫12頭の多頭飼育現場
  一人暮らしの高齢男性宅にて飼育

周辺住民から鳴き声がうるさく、においがきついといった苦情も出ていました。
子犬は次々と生まれ、新たに生まれた子犬も約100頭を数えました。
弱い子や小さい子は餌を十分に食べることができていない子も
いら立ちから喧嘩になり、消えていく命もありました。



(写真:左)両目は見えません。
廃材を寝ぐらに暮らしています。
陽の当たらない薄暗い場所で、皮膚疥癬にかかり、身体を掻きむしり、皮膚は赤くただれ、痒みやストレス、
苦痛に耐えていました。



劣悪な飼育現場
地面は糞尿で泥沼と化した不衛生な環境で飼育されていました。


▲清掃作業はボランティアが交代で、作業をしましたが、思う
ように進まず、難航しました。
▲不妊手術をする為、平日、毎日捕獲に通う。平成14年2月6日、150頭の犬の不妊手術が終了しました。
不妊手術代は、数百万の高額な出費となりました。


◆平成16年 (宮城県亘理町荒浜)
  大量の犬を無許可で飼っていた、自称ブリーダーの女が化製場法違反で逮捕された

犬の繁殖業を無届けで行っていたことが判明し、粗大ゴミの山と化した自宅の敷地内には、犬の頭蓋骨やミイラ化した死骸が放置され、かろうじて生きながらえている犬も重篤な皮膚病により体毛が抜け落ちています。
自宅で飼っていた計30匹の犬と猫の大半が栄養失調などで衰弱していたことが分りました。



◆平成20年6月 宮城県亘理町 犬7頭(※と同一人物) 
  一人暮らしの60歳代前後の高齢男性

「純血種のチワワとダックスのかけ合わせるなど繁殖させていた。 
子犬を福島県や県内(古川等)の同業者に販売し、約30頭以上の犬を飼育していた」
男性を説得し 約30頭の内の10頭を同6月に引き取り
アニマルピースとして受け入れ

◆平成26年3~4月 保健所経由 猫15頭
  野良猫の餌付けから自宅に飼い入れ繁殖

アニマルピースで14頭受け入れ(1頭は保健所にて一般譲渡)
周囲の苦情、本人の経済的困窮で保健所へ


◆平成27年4~5月 保健所経由 猫10頭
アニマルピースで10頭受け入れ



宮城県内の他の愛護団体、個人活動家の事例(一部)

◆平成25年9月~11月 宮城県美里町 猫21頭
  一軒家で高齢の一人暮らし 

エサやりをしているうちに猫が猫を呼び増加
飼い主は、行政に相談するとバトンタッチを紹介され保護を依頼
バトンタッチで手術費用を立て替えて成猫15頭を不妊手術後現場に戻し、子猫6頭は譲渡へ


◆平成25年12月 宮城県加美町 一軒家で親子二人暮らしの自宅に犬48頭を飼育
  親子二人暮らし60代男性

4匹の中型犬が繁殖し48頭に増加、子犬も含まれているが育たずに死ぬ場合もあった。室内飼育で糞尿の放置された劣悪な環境で飼育
保健所も関与のもとバトンタッチ他、ボランティアで保護
 
 家の中だけで飼育されているため、二階もどこも出入りが自由、足の踏み場が無く、いたるところに尿やウンチが踏み固められていました。






◆平成26年9月 宮城県大崎市古川 犬21頭
  一軒家で高齢男性の一人暮らし 

柴犬(またはその雑種)21頭をこづかい稼ぎのため飼育していたが飼い主は保健所へ放棄、引取りを依頼
バトンタッチ他、ボランティアにより保護


◆平成27年2月 宮城県亘理町 犬23頭(※)
  一軒家で高齢男性の一人暮らし
販売目的でチワワとダックスフンドを繁殖
飼い主の入院により救出 バトンタッチ他、ボランティアで保護


◆平成28年2月 仙台市若林区 猫14頭
  アパートで高齢男性の一人暮らし

2年半~3年前 仙台市青葉区のペットショップから純血種の猫
アメリカンショートヘアー系マンチカン(♀)購入
その後 ソマリ ( ♂ )  そしてトンキニーズ ( ♀ ) を購入 
上記3頭が親となり交配
動物愛護活動家「愛すべき野良猫の会」が対応
(写真 :右) レスキューした猫たち。
引き取り時 親3頭は 2歳~3歳 その子猫1歳未満6頭 計9頭だったが引き取り時妊娠中の親猫が子猫5頭を出産  合計14頭の保護
下の部屋の住人が気づいて大家に通報 強制退去
飼った理由は「さびしかったから」とのこと
3頭の猫から一年後には 1 4頭の案件


◆平成29年3~4月 宮城県白石市 猫60頭
  高齢夫婦二人でアパートの一室にて飼育

夫の死亡後アパート退去のため引き取りを依頼
アニマルピースとして3頭受け入れ 
動物愛護団体「バトンタッチ」他、個人の活動家により保護猫カフェのボランティアで半数ほどを保護し譲渡


◆平成29年2月 仙台市泉区上谷刈 猫12頭 
  80歳代の高齢女性と息子二人暮らし

自宅内で飼育 家中に糞尿が散らばる劣悪な環境
最初に飼い始めた1頭(拾ったか貰ったかしたと思われる)が不妊の手術をしないまま外出し妊娠して帰ってきたのが始まりとのこと
動物保護活動家集団「活動家」ボランティアで保護


◆平成29年7月 仙台市若林区大和町 母娘二人暮らし賃貸アパートの一室で、
  過酷な環境下で暮らしていた47匹以上の高齢の猫達

アパート取り壊しのため引越しを求められ30頭ほどの猫の引き取りを相談
室内のケージに過剰に詰め込まれたりバスケットに入れられたりした状態で10年ほど飼育
小さな二段ケージに、上下の段に区切られて移動が出来ず、下の段には10匹の猫がぎゅうぎゅう詰めになっていた。エアコンの無い夏場の室内は、30度を超える暑さ。
ケージの中にトイレは無く、不幸な環境にいることを猫達は知ら無かったのだろうか。
背伸びをしたり爪を研いだり好きな場所で昼寝をしたりして、 当たり前のように、10年の年月を過酷な環境で暮らしていました 。活動家が保護、譲渡など 一部飼い主の下へ


◆平成29年末頃 仙台市若林区 猫14頭
  居住者なしのアパートの一室

住人は家賃が支払えずに猫を置き去り夜逃げらしい
近隣住人の男性が里親を見つけてほしいと相談 
ゴミが散乱する悲惨な環境下に猫たちは取り残されていた
置き去りになっていた猫達は 玄関が無施錠だったため相談者が入室し保護したり外に逃げたりしていたが
愛すべき野良猫の会活動家の他、ボランティアで分散して保護
レスキューに入る前に誰にも助けてもらえず苦しみながら亡くなっていた子が多数いました。
猫は近親交配が行われたためか ほぼ茶トラ柄だった。