多頭飼育崩壊宅から保護された13歳くらいの猫
保護時に付けられた仮名 じいや ・オス

保護の相談を受け、7月11日に引取りました。
劣悪な環境から保護されて 移住先の環境でストレスになったのか?
免疫力が下がったことが原因かは不明ですが、飼い主宅に居たときは顔の腫れは無かったのですが…
保護された後に顔が腫れてしまい、引取りした日に獣医さんに診察してもらいました。
病院でのレントゲン検査では腫瘍や口内炎は見当たらないものの、腫瘍の疑いもあると、説明を受け、数日、入院をして点滴や炎症を抑える処置をしてもらっていました。
一時は、良くなって退院しましたが、口の中が傷むのか、スープ限定で舐める(食べてくれていました)とにかく栄養をたくさん取って良くなるように1日3~4回スープをあげて様子をみていましたが、痛みなどの苦痛からか食べていたスープを食べなくなり、辛そうな様子だったので、手遅れにならないうちに病院に連れて行き、また入院することになりました。
じいやくんは2回目の入院から3日後、7月31日に亡くなりました。
じいやくんのためにネット通販から注文した品は、じいやくんが亡くなった1日後に届きました。
批判の覚悟
痛みや苦痛が長引くなら、苦しまないよう 安楽死をしてほしいと先生へお願いしていました。
限界の中、じいやくんは頑張っていたのかもしれません。
性格は大人しい子でした。
あのままの状態だったら…と考えると苦しくなります。
じいやくん ごめんね。
悲惨な状況に置かれていることを気づかないだけで、皆さんの周りでも、すぐ近くで起こっているかもしれません。

動物虐待、不適切な飼育、異常頭数の飼育などから救うためには通報が必要です。
行政に 指導の要請をして、必ず警察にも通報してください。
改善に繋げる為には事件として扱ってもらい報道してもらうことも必要だと思います。
 
動物虐待を見つけたときの通報先や手段とは 他者のサイトより

猫の動物虐待を見つけたときの通報方法【通報するべき4つのケースとは?】 | つぐねこ|保護猫と里親を繋ぐ情報メディア  他者のサイトより

虐待等通報窓口一覧 [動物の愛護と適切な管理]  環境省 サイトより

多頭飼育画像

(動画)環境省_多頭飼育対策推進モデル事業[動物の愛護と適切な管理] 環境省 サイトより

同じ悲劇を繰り返さないために

動物愛護推進協議会での資料 2023/7/18 県へ提出
内容一部

アニマルピースでは多頭飼育崩壊を防止するため、大阪府等の自治体で策定している条例を本県でも導入するように平成28年に知事への要望及び2021年にも再度検討をお願いしていましたが、県は現在の体制で対応できるとして、要望は受け入れられず現在に至っています。
しかしながら、その後も相変わらず多頭飼育の崩壊は発生しており、去年と今年には複数の保健所管内で、大規模な崩壊が発生しており、対策が取られているとは言い難い現状があります。
そこで、今回で3回目になりますが、改めて「多頭飼育防止条例(仮称)」の策定を要望し、劣悪な環境に置かれる動物保護とそこから派生する鳴き声や環境汚染等による近隣住民への迷惑行為を防止するために、さらなる行政行為を求めるものです。

行政や町内会で飼育数を把握して、常識を超えた頭数の飼育を未然に防ぎ、飼育頭数を超えている場合は、行政と警察が連携して、指導開始から1年以内に飼育や頭数に改善が認められないときは、行政が全ての動物を引取り、保健所で一時的に保護をして行政が主体になってボランティアを募り里親探しをしてください。
行政の指導力、調査を強くし、不適正な飼育者に対する施設の監視指導の徹底をしないと多頭崩壊が増える一方で、これからも同様の件が繰り返されると思います。