飼育放棄されるペット
保健所や動物愛護センターに持ち込む背景には


飼い犬・猫の病気
予防の注射や薬などの医療費や、病気の治療費がかかるため、治療をしないで、飼育放棄してしまうケースもあると言います。
犬・猫の高齢化
介護のお世話が出来ない(お世話をしたくない)

愛情があれば、災害時にペットを守り、病気になっても、年を老いても、命を終える最期まで見ようとします。
番犬や狩猟だけの目的などで飼育している人には、災害時の一緒の避難、重病時の治療、認知症、介護が必要になったときは放棄してしまうのでしょうか。

飼い主の高齢化
健康上の理由
病気や施設への入所により世話ができなくなった。
生活保護を受けるようになって飼育不能状態になった。
引越し・離婚
家庭環境の変化
失職
失職により飼育費用を負担できなくなる経済的理由
犬猫が攻撃的な性格
言うことを聞かない、吠える、噛むのしつけができないといった関係性の理由
近隣トラブルに発展
糞尿、悪臭、鳴き声、他人を怪我させてしまった
多頭飼育崩壊
不妊・去勢手術などを行わず、繁殖が繰り返され、多頭飼育崩壊が起き、放棄する。
所有者不明の犬猫
捨てられて捕獲(保護)された犬猫の中には、一部の動物取扱業者(ブリーダー・ペットオークション業者・ペットショップ)による遺棄も含まれると言われています。

捕獲や保護された犬、飼い主から連れてこられた犬は 「譲渡に向くか向かない」の選別をされます。

臆病な性格だったり、恐怖から人に近寄ることの出来ない犬もいます。

高齢、障害、怪我、病気の犬猫は、譲渡不可という判断をされ、咬む、激しく吠える、人馴れが困難な犬も一般家庭への譲渡ができず、殺処分せざるを得ないケースがあります。

宮城県動物愛護センター、保健所、仙台市動物管理センターに収容された犬猫たちが、唯一救われる方法は、新しい飼い主が見つかることです。
今度こそ幸せな犬生を送ってほしい。優しい里親さんを待っているこたちがいます

不幸な犬猫を生み出さないために
一人ひとりの責任の意識を変えなければ、同じことが繰り返しになります。
増やさない
一生面倒をみる
捨てない
迷子にさせない
放し飼いにしない
誰かれ構わず譲ったりすることが放棄と殺処分増加の原因にもなります。

ペットの寿命は15年から20年と言われています。
責任を持って飼えるだけの体力と経済力があるか、ペットショップやブリーダー以外にも動物愛護・管理センターや動物愛護、保護団体からの譲渡という入手先があることを検討してください。

おうちが決まっていない子たちが家族として迎えてもらえる日を待っています。
宮城県動物愛護センターで猫の譲渡会が開催されます
令和6年12月15日(日曜日)


愛護センターから 高齢犬のセシルを引取りました。
今年8月に愛護センターへ行き、セシルちゃんは外に繋がれて暗い表情をして元気が無く、骨が浮き出る程 痩せていて脇腹に腫瘍もありました。
里親の希望の無い セシルを連れて帰ることを決めました。
セシルの他にも、譲渡準備中の6頭の犬が外に繋がれて、「こっちにも来て」という表情をしていました。
施設内からも犬の鳴き声が聞こえていたので、数頭が収容されいたと思います。
犬は仲間たちの危険や安全を察知する能力があるので、不安で吠えている声から空気を読みます。
殺処分機がある死と隣り合わせの環境は、自分も命が絶たれる不安や恐怖心もあると思います。
ストレスにより、体調を崩し、収容期間中に亡くなる子もいます。

セシルは、収容期間中、ストレスからか、下痢が続いていたそうです。

飼い主からの捜索の届出が無いことから、セシルは、捨てられたのか、
栗原市市内を放浪していて捕獲されて愛護センターに収容されていました。
長い間、食べ物が無い厳しい野良生活を過ごしてきたと推測します。

先月11月に血液検査を行い臓器 器官系の血液検査、レントゲン検査をして、異常はありませんでした。
脇腹と前脚にあった腫瘤(しゅりゅう)こぶ、固まりのこと。摘出手術が終わって結果は良性です。

12月22日(日曜日)今年最後の募集会を開催します。
セシルも参加して里親さんを募集します。
セシルの性格の詳細はこちら