猫の捕獲器貸出について

野良猫に不妊手術をしたいけど捕まらないという方に 当会では捕獲器の貸し出しを行っています。 (当会では手術費の負担や現場へ行って捕獲作業を行っていません)
捕獲器貸出の申込は、事前の連絡が必要です。
募集会開催日に受け取りに来られる方に限り、会場で使用の説明をしてお渡しとなります。
返却は募集会場までお越しいただく必要があります。(開催日を確認をしてお持ち下さるようお願いします)

来場が困難な方は問い合わせください。
受信電話での対応をしていません。
申し込みはvv7japan@yahoo.co.jpへお願いします。  
メールには、名前、電話番号(携帯)、要件を記載してください。
返事に時間が掛かったりしますのでご了承願います。

捕獲器は下記、猫を保護する目的のみの貸出となります。
行方不明になった飼い猫の捕獲 (再び、迷子にしないようお願いします)
野良猫の避妊・去勢手術 (放す場合は、必ず元居た場所へ戻す)
野良猫を捕獲して飼い猫にする又は譲渡先を見つける

【費用】
捕獲器の紛失、盗難、破損の保証金として7,000円と手数料1,000円の合せた合計8,000円となります。
捕獲後、避妊・去勢手術をした上、捕獲器が返却された際に預り金の7,000円をお返しします。
その際、アニマルピースよりお渡しする用紙に、獣医師による手術済みの証明印を受けてご提出ください。
手数料として頂いた1000円は新規購入費用として積み立てをいたしますので、ご寄付をお願いいたします。

【貸出し期間】
貸出し期間は、2週間となりますので2週間以内の返却をお願いします。
延長希望の場合はご連絡下さい。
2週間以降の無断延長した場合は、1日あたり200円の延長料が発生します。

【貸出し手続きに必要なもの】
住所の確認のため、身分証明書の提示をお願いします。
捕獲器(踏み板式タイプ)高さ20×幅20×奥行き61cm

使用についての注意事項を必ず守って下さい
捕獲器を仕掛けている間は必ず目の届く範囲に待機してください。
 ・目の前で他の猫が捕まる所を目にした場合、警戒して入らなくなる可能性があります。
 ・目的と違う猫が掛からないように、追い払うなどしてください。
◆捕獲器は他人に貸し出さないでください。
◆設置場所が他人の土地などである場合は、その土地の持ち主に設置許可を得てください。

捕獲した猫は興奮することが多いですので、周りが見えないようにバスタオルやシーツをかけて落ち着かせるようにしてください。
不用意に手を出すと、引っかかれたり、咬まれたりする恐れがありますので、ご注意ください。

【捕獲器 吊り下げ式タイプによる事故】
捕獲された猫が首輪をしていた場合、猫が暴れて、えさを付けるフックに首輪が引っ掛かりそのまま時間が経過して死亡や事故など思わぬ事態を引き起こすことがあります。
過去に貸出した捕獲器で飼い猫が掛かり、首輪が絡み、亡くなる痛ましい事故がありました。 吊り下げ式タイプを使用するときは、特に注意をお願いします。

動物病院への搬送は捕獲器に入れたまま連れて行きます。

避妊・去勢手術に予約が必要な場合があるので、事前に連絡をしてから捕獲器を設置するとよいでしょう。
野良猫の不妊手術は、抜糸のために捕まえるのが困難だったり、薬を飲ませたりするのが困難なため、2週間持続性の抗生剤の注射の投与、抜糸の必要のない縫合法に対応してもらえる病院を選ぶことをお勧めします。

また、避妊・去勢済みの猫の耳先にX字カットを入れてもらうとよいでしょう。


【猫の耳先にX字カットについて】
耳先にV字のカットが入った猫は、不妊手術が済んでいる目印で、間違えて何度も捕獲されたり、避妊・去勢手術をされないための必要な目印です。

「地域猫」として「管理されている」猫の証でもあります。
不妊手術をした上で元の場所に放し、その一代限りの命を全うさせてあげながら地域で生かす取り組みを行いましょう。

地域猫の取り組み事例
環境省 _ 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト | 事例紹介


【不妊手術の必要性】
不幸な猫たちを減らし、新たに生まれてくる命が不幸にさせないために不妊手術が欠かせません。

飼い主のいない野良猫の避妊・去勢手術に対して獣医師会で費用の助成を行っています。
●宮城県獣医師会では飼い主のいない猫の不妊手術に対する助成制度として一頭につき

●仙台市獣医師会では飼い主のいない猫の社会復帰事業として一頭につき 


野良猫(飼い主不明の猫)は 無責任な飼い方から生まれたものです。
「餌をやらない」「捕獲して処分する」という方法は、動物愛護の精神にも反し、根本的な対策にはなりません。
処分や駆除のために猫を捕獲することは法律で禁止されています。